
必勝法『勝つまでやる』で、目標の全日本オヤジ選手権優勝を達成する・・・予定のテニス馬鹿オヤジのブログです!
今日は久し振りに、朝一便を使っての北海道日帰り出張です。
通常よりも“15分だけ”早起きです(笑)
壁打ちで死んだボールを打ったり、トッププロの「スロー動画」を見ていると大事なことを忘れがちです。
実際のコートでは、かなりのスピードで飛んでくる球を瞬時に打ち分ける必要があるのです。
そのためには、誰が何を言おうと、フットワークは最重要事項の1つです。
どんなに素晴らしい打ち方でも、動けなければボールを返せません。
追いつかないと脱力も体軸もありません(笑)
この意味で、脱力や体軸維持よりも、フットワークの優先順位は遥かに上です。
「これが出来ないとボールを返せない」という意味での優先順位は、「ボールを見る」と「適切な面を作る」が最優先事項で、フットワークは2番目(動かなくても、最初の2つが出来ていれば、“近くの球”だけは返せるから、笑)と考えています。
不調時に、フットワークに注意をしたら調子が良くなったこともあります。
俊敏に動くことを避けていては上達は無いでしょう。
去年の11月頃からずっと継続していたふくらはぎの不安が継続しているトレーニングによって消えつつあるので、俊敏に動く事を心がけようと思います!
先日の記事の方法をコートで試せました。
かなり良さそうですが、問題もあります。
まず良い点ですが、やはり威力が出ます。
脱力度が増すから、スイング速度も上がるのでしょう。
これは予想通りです。
問題は、今までと変える上での意識上の話です。
時間がないと今までの癖で、今までの打ち方に近くなってしまいます。
完全に力を抜いてラケットダウン、ここまでは出来るのですが、そこから「ボールを打つ意識を捨てて身体を一気に回す」ことが出来ないことが多かったです。
これは簡単そうで難しいかもしれません。
大田市場のコートは速いので、特に難しいと感じました。
壁打ちで癖化できるかなぁ・・・
諦めたら出来るようにならないのは明白なので、諦めずにトライします!
この完全脱力に非常に苦労しています。
力を抜くための方法として
① 背すじを立てる
② 構えた時点で力を抜く
③ テイクバック時に力を抜く
④ 極力、非利き腕でラケットを支える
等が考えられます。
どれもそれなりに効果があるのですが、決定打とは言えません。
そこで、驚くほど馬鹿げた発想の転換をしてみました。
「振り遅れを恐れて手に力が入るのであれば、振り遅れてやろうじゃないの」というわけで、「絶対に手を動かさない」という意識で壁打ちしています。
脱力しても、その腕を振ろうとするから腕に力が入るのです。
脱力した腕をラケットダウンした位置にセットするだけ、それ以上は「絶対に腕を動かさない」と決めます。 すると、体軸を確立して体幹を回転させるしかなくなります。
フォワードスイング開始時に体幹の回転をダイレクトに脱力した腕に伝わえるためには、やはり体軸をしっかり確立して腕をブラブラに脱力する必要があります。
立てた体軸周りに体幹をビュッと瞬時に回転させると、脱力した腕を引き出せます。
この回転で腕を引き出し“続ける”のであれば体幹も回転し続ける必要がありますが、この回転は、腕を引き出すために「キッカケ」を与える感じで十分だと感じています。 それは、体幹の回転をすぐに腕が追い抜くからです。
それゆえ、体幹の回転量はそれほど大きくなくても良く(90度以下で十分)、「体幹を(大きく)回転し続ける」必要はありません。
昔の記事で取り上げたトッププロの体幹の回転が、“よく見ると”途中で止まっているように見えるのは、途中で止めているのではなく、「そこまでしか回していないから」ではないでしょうか?
脱力した腕を引き出すキッカケのための体幹の回転は一度止まるが、腕の重さに引っ張られて、一度止まった体軸の回転が継続される・・・
つまり「前半(腕を引き出すキッカケを与える)だけは意識があるけど、後半(腕の重さで回転する)は無意識」という事になります。
脱力出来ていれば、体軸をビュッと鋭く小さく回転させるだけで腕が勢いよく引き出されます。
「ボールを打つ意識は持たずに、体幹を小さく鋭く回転させるだけ」というこの方法だと、最初から最後まで腕の力は抜けたまま(=鞭を振っているのと同じ)なので、脱力テニスの重要ポイントである「インパクトでの脱力」「インパクトで何もしない」は保証されます
しかも、脱力した腕を引き出すために体幹の回転で「キッカケを与える」だけならば、体勢が十分でなくても出来そうです。